鎮西高校の選手たちは終始笑顔が絶えないチームでした

2018年、新春のお喜びを申し上げます。
議員として2度目の新年を健やかに迎えられました。旧年中は多くの皆様にお支えを頂き、1年間走り抜けることができました。心より感謝申し上げます。また本年は「アクション(行動)」の年にしていきたいと思っています。積極的に汗をかいていく所存です。どうぞよろしくお願い致します。

「鎮西高校の選手たちは終始笑顔が絶えないチームでした。」

お正月から大変うれしい場面に出会うことができました。母校である鎮西高校男子バレーボール部が、高校生バレーの甲子園と言われる「春の高校バレー」で熊本県代表として全国制覇を達成してくれました。チーム、学校関係者、そしてOBのみなさんと一緒にその瞬間を会場で味わえたことで大きな感動を得ることができました。私自身、一つのスポーツ観戦でこれほど大きな喜びに包まれたのは初めてで(ついつい、プレーについて批評しがちで。苦笑)、ついに私もアスリート視点の感覚から、一般的なスポーツファンになれたなと、独り言ちておりました(笑)

バレーボール界新春の風物詩となっている春の高校バレー。大会会場となった東京体育館は連日大入りで、決勝戦のこの日も観客席が満員状態、改めて高校スポーツの人気と、春高バレーファンの多さを感じることができました。

その大歓声の中、熊本県を代表して出場している選手たちは全力で本大会を駆け抜けました。昨年の高校総体優勝チームというプレッシャーがまずありました。そして何より、16年の熊本地震で学校が被災し未だ体育館が使用できない状況であり、練習環境が困難を極める中でも選手たちは努力を怠らず、そして強い信念をもって本大会に臨んでくれたと私は思っています。そしてその勇気が実を結んだ全国優勝であり、これまで鎮西高校バレーボール部を支えてくれた多くの方へ恩返しをしてくれたんだと、この勝利の本当の意味を感じることができました。畑野監督のコメント、そして鍬田主将のインタビューからもその端々が伺えました。

今回の鎮西高校の優勝する姿を目にして、これまでイメージしていたバレーボールを通じた教育的観点を大きく覆させられた気がします。スポーツを通じ、チームワークや忍耐力など様々な学びを得ることは言うまでもありません。その上で鎮西高校は、地震による被災という大変苦しい逆境の中で日本の頂点を極めました。想像でしかありませんが、限られた練習環境の中での効率の良いトレーニング、チームコミュニケーションによる目標設定の維持、そして何より監督の優勝コメントの中に「このピンチをチャンスに変えることができた」まさに、チーム全員が下を向くことなくバレーボールに取り組んだ姿だったと感じます。状況を受け入れ対応する能力、常にポジティブに、そして効率よく成果を積み上げていくなど、これこそ次元の高いスポーツとの向き合い方であり、これからのスポーツに対峙する際の大きなヒントになると私は思いました。
その答えは、大会を通じ「鎮西高校の選手たちは終始笑顔が絶えないチーム」
にあったのではないでしょうか。

鎮西高校バレーボール部の全国優勝に心からお祝いを申し上げるとともに、同郷熊本の皆さんと一緒にこの優勝を分かち合い、復興への活力に繋げていきたいと思います。
畑野監督、選手の皆さん、本当におめでとうございます。