【松田裕雄様より応援コメントを頂きました】

松田裕雄様

筑波大学体育系講師、産学連携推進研究員を歴任し、大学発ベンチャー㈱Waisportsジャパンを起業(代表取締)

松田さま写真

私は、これまで朝日氏と新しいビーチ文化の創造活動やバレーボールの普及活動でもご一緒させていただく機会が多々ありましたが、4年前の大学教員時代に、私の講座(起業家的スポーツマネジメント人材育成講座)の講義に非常勤講師として来てもらったことから特に交流が深まりました。

その時のテーマは、「ビーチスポーツを通じた海辺文化の創造と産業化」と「トップアスリートを通じたキャリア形成」です。前者は、朝日氏が兼ねてから取り組んでいる護岸利用以外の海辺の利活用による新しい賑わい創造(いわゆるビーチを通じたサードプレイス、プレイスメイキング)、その実現に向けたビジネスモデルについて、後者は、アスリート経験がどのような過程を踏んでキャリア形成に紐付き、社会化していくのか?朝日氏のご自身のご自身による自己分析を軸に、それぞれ学生とディスカッションしていくものでした。講座で扱った2つのテーマはまさに朝日氏ならではのものであったと改めて思います。

この2つには共通していることがあります。それは彼が、『1)構想力 2)行動力 3)繋げる力 4)そのもとに人が集まる引力の生成、5)そして何かが実現されていく』、この5つの要素でアスリート活動でも社会活動でもキャリアを形成し、実績を積み上げているということです。

構想力。行動の上位には、もっと人や社会をよりよくしていこうという世界観や視野が常に力強く広がっています。例えば、インドアバレーでの大成ではなく五輪への出場(それによるビーチ転向と構想転換)、世界転戦の中で着目したことは競技そのものよりも、世界中のビーチの魅力と日本のビーチの在り方、ビーチバレーやビーチスポーツの普及ではなくビーチ文化の創造等々、常に広い世界観で構想を構築しています。

行動力。ビーチバレーアスリートとしてのセルフマネジメント然り、ビーチ文化活動でも小学校訪問やイベントを通じ、スポーツや、砂浜を裸足で歩く楽しさを自ら子供目線で伝え、分け隔てなく接します。そして分からなければ人の話に耳を傾け、誰かの何かを解決するためには、経験や立場が生きるなら躊躇なく前に出る等常に自ら外に出ていって人と触れ合うことに汗をかきます。

繋げる力。インドアを通じて自分について学び、ビーチを通じて社会について学んでいくという横断的思考、ビーチバレーだけではなく、ビーチスポーツの団体を繋げ、ビーチと人を繋げていく活動、山の中でもビーチ文化を浸透させています。

引力。構想の中で朝日氏にはできないことを支援してくれる人たちが常にたくさん集まってきます。プロアスリート時代からそうです。これが最も大事かもしれません。

実現力。アスリートとしての目標の実現は然り、ビーチを護岸の場から賑わいの場へ、文化発信の場へと着々と各地で構想を実現してきています。

このプロセスに一貫しているのは、「自分にしかできない事に挑戦する」です。例えば、ビーチの価値を有識者達が“こうあるべき”と提唱しても、なかなか実現しにくいのが現実ですが、彼がそれを語ることによる説得力、発信力は絶大です。そういったことを朝日氏はよく理解しています。自分がやるべきこと、自分にしかできないことは何かを常に考えています。

私は五輪を通じて培った経験、体験、知識、人脈、知恵等を社会に還元していくことは、そもそもの五輪レガシーの根幹部であると考えます。そう考えると、朝日氏の行動は五輪レガシーそのものかもしれません。

今回の立候補、彼が政治のことは専門外なはずでは?という見解もあるかもしれません。しかし着目して頂きたいことは、『スポーツにしかできないこと自分にしかできないことで、社会をよりよくしていく、そのために様々な人、分野、領域と繋がり(構想力と行動力)、引力が発生し、新しい人の集まり、新しい人と人との繋がり、そして新しい取り組みと魅力・賑わいが生まれてくる』という将来性と、何よりもこれらの力を政治に役立てていこうとする強い意思(意思の強さによる物事の実現実績は既に競技で実証済み!)に可能性を感じてもらいたいと思います。

朝日さん、ライジングSun、期待しております。