8月レポート

台風21号、ならびに北海道胆振地方を震源とする大地震で被害に合われた方々へ心よりお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになられた方へお悔やみを申し上げます。

自然災害が及ぼす甚大な影響は留まるところを知らず、被災時の人命第一の対応、そして迅速な復旧作業に全力で取り組んでまいります。災害対策の観点からも、国民の安心安全な暮らしを守るための強固な社会基盤づくりも欠かさず取り組んでまいります。

◇アジア大会視察

インドネシアのジャカルタ、パレンバンで開催されたアジア大会2018を視察する機会を得た。いくつかの競技を観戦することができたが、時期が開会直後とあって競技自体に大きな影響は見えなかったが、観戦者にとっては大きな混乱に見舞われた。

・観戦チケット販売システムの停止

チケットが流通していない!私も正確に調査した訳ではないが、チケット販売システムがダウン。どこを探してもチケットを入手することができず、ほとんどの会場が空席が目立ち残念な印象であった。

・ボランティアスタッフ

若い世代のボランティアスタッフが大勢活躍していた。言葉のコミュニケーションがスムーズではないシーンにも幾度か遭遇したが、共通して言えることはみんな親切だし常に笑顔で対応してくれるおかげでストレスには感じなかった。ニュースの情報ではあるが、アジア大会ボランティアには一日当たり二千数百円の日当が支給されたと聞く。2020大会では10万人規模のボランティアが必要になる中、募集、指導監督といった部分をどのように調整していくのか。

メインとなるボランティアの条件には10日間の稼働、費用の自己負担などが求められるなど、条件面での懸念も示されている。一方でボランティアとしてこの歴史的イベントに参画できるチャンスは、人生の大きな財産になることは間違いない。まずは国民の皆さんのご理解から始まると思っている。

・オリンピックパーク

開閉会式を行ったメインスタジアムを中心に、各競技会場が集約し配置されていた。リオ2016の時もそうであったがオリンピックパーク的位置づけで、ある意味アジア大会2018のメインエリアになっている。この敷地内に入る際は金属探知機と警備人による荷物確認

経て、パーク内に入ることができる。敷地内にはバスが巡回し各エリアへ観客、関係者、スタッフを輸送している。車内は例のごとく(私はこの雰囲気が好きだ)、各国様々な関係者が乗車し、熱気と興奮を感じる瞬間である。

今回の視察では、競泳、水球、男子ホッケー、選手村を回ることができた。中でも、初戦を応援できた男子ホッケーは、大会金メダルを獲得し大変うれしく思えた。また競泳では大会MVPを受賞した池江選手のレースを応援する機会に恵まれた。

選手村に目を移すと、新設された集合住宅を選手村として利用しており環境的には過ごしやすいとのコメントを多く聞くことができた。また食堂でランチを頂いたが、きちんと管理されオペレーションもスムーズな印象を受けた。この環境であれば、滞在中最も多く利用する施設である食堂でのストレスも軽減されるだろう。味ももちろん素晴らしかった。個人的にはお粥が特に美味しかった。

◇台湾議員外交

2016年同期当選の議員8名で、台湾外交部を通じ台湾蔡英文総統への表敬訪問、台湾経済界との意見交換、文化歴史視察などを行った。私自身、中学生以来の台湾訪問である。当時はバレーボールによる国際交流試合で中学生の日本代表として、同世代の台湾チームと対戦をし、結果は覚えていないが初めての選抜チームによる国際試合であったため、台湾への想いを特に強いので、今回の訪問を大変楽しみにしていた。

我々が訪台した時期は、台南、高雄地域が水害に見舞われおり行程を変更せざるを得なかった。蔡総統はじめ台湾の皆さんは、日本が災害に見舞われた際、もっとも早くお見舞いと支援を行ってくれる。今回、台湾が水害による被害は大きく出ていたため、我々も心からのお見舞いを直接お伝えすることができた。引き続きこの絆を大切にし、日台の交流を深めていく。