1月レポート

「2020東京五輪チケット」

2019年1月末時点で、2020東京五輪開会式まで540日となった。
近くを通るたびに出で立ちが巨大になり、完成形へと近づいていく新国立競技場にはいつも驚かされる。来年、いよいよここからオリンピックがスタートするのかと考えるとワクワクしてしょうがない。

1月末、ついに大会チケットの概要が発表され、販売方法やチケットの価格などが明らかになった。最も高額なチケットは開会式の30万円(A席)である。
価格はこれまでのオリンピック開会式チケットと同程度であり、これがスタンダードである。高額ではあるが、世界中からニーズがあるので入手は困難であることが予想されている。
もっとも、すべてが高額なわけではない。総数780万枚のうち半数は8000円以下と、スポーツ観戦にかかる一般的な価格に設定されており、応募が殺到することは想像に難くないので、入手すること自体のハードルが高くなるであろう。

現時点で明らかになっている入手方法は、以下のようになっている。

1.ネット上でのIDの取得(登録)

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

ID登録ページ
https://tokyo2020.org/jp/special/2020id/

 抽選申し込み(2019年春ごろ)
 抽選結果発表(2019年6月)
2. 先着順販売(2019年秋ごろ)
3. 店頭販売(2020年春ごろ)
4. その他、自治体を通じ、学校等での販売

まずはネットにアクセスしてIDを入手することからチケット入手へのプロセスが始まる。2019年1月の時点で、約125万人の登録があるそうだ。
決済方法についてはVISAカードしか受け付けておらず、注意が必要である。
私は過去、2008年の北京・2012年のロンドンの2回、オリンピックへの出場を果たしているが、その際、家族や友人がチケット入手に苦労していたのを覚えている。
ただ、基本的に開催国でのチケット流通が優先されるので、2020は我々日本人にとってオリンピックという4年に一度のスポーツの祭典を間近で体験できる大きなチャンスである。
オリンピックが近づくにつれて、議員の立場上、チケット入手が可能なのでは?とよく聞かれるが、そのようなルートは存在しておらず、私自身も皆様と同じようにネット上での入手を予定している。
不正なチケットの流通を規制することを目的とした’チケット不正販売禁止法’が本年6月から施行されるため、透明性の高い、ルールに則ったチケット入手プロセスが期待できる。
私自身、一人でも多くの方がチケットを入手できるように心から願っている。
余談にはなるが、ビーチバレーボールのチケットは決勝戦が45000円(A席)、その他予選日のC席は3200円なので皆様にも、ぜひ足を運んでいただき、最高の舞台で行われる熱い戦いをしかとその目で見届けていただきたい。

「第198回通常国会」

1月28日、平成最後の国会が召集された。
今上天皇をお迎えして13時に始まった開会式は、曇天だった午前中がまるで嘘であるかのような快晴の下で清々しく、また一方で厳粛な雰囲気の中始まった。
この雰囲気の中で私は、150日間の会期に緊張感をもってしっかり臨み、走り切る覚悟を決めることができた。

開会初日は安倍総理の施政方針演説で始まった。

総理の力強いメッセージの主な趣旨は、「平成のその先の時代に向かって日本の明日を切り拓く」というものだった。
まず、我が国の最大の課題である少子高齢化社会にどう向き合い、克服していくのか。
これまでアベノミクスによる経済効果で生まれた成長の果実を、子育て支援はじめ、現役世代に大胆に投じてきた。さらに、今年10月から3歳から5歳までのすべての子供たちの幼児教育の無償化が実施されるとともに、来年4月からは公立・私立校の実質無償化、そして夏には、真に必要な子供たちの高等教育までもが無償化の対象となる。

子供たちこそこの国の未来そのものであることを念頭に置き、子供たちの教育環境の整備、子育て支援の徹底的なサポートを図っていきたいと思う。
総理の演説にあったように、’’本年10月に予定されている消費増税を財源として、教育無償化の実現、子育て支援改革を執り行っていく方針’’を是非とも国民の皆様にご理解頂きたい。

次に、外交政策に目を移すと、総理の演説の中に、「2019年を戦後日本外交の総決算と位置づけ、わが国の平和と繁栄を確固たるものとするため、安全保障の基盤強化と同時に平和外交を一層力強く展開していく」とあった。
私は昨年に参議院ODA委員会からアフリカへ調査派遣され、ケニアとルワンダを視察した。現地では我が国の政府開発援助の状況を確認することができた。国際社会への協力・貢献をもとに、他国からのサポートも交えつつ世界の舞台でリーダーシップをとりながら局面に応じた施策に取り組んでいくことが日本に求められる役割である。G20の議長国として、またTICADの開催国としてアフリカの発展支援を行うなど、世界の平和と繁栄につなげていけるように邁進したいと思う。
本国会では国民生活に影響が出ないように年度内にしっかりと予算を成立させたい。その上で、58本の法案、10本の条約を成立させ、この国をしっかりと前に進めていく。

4月は統一地方選挙、7月には参議院議員選挙と大事な選挙が続く。
ここ数年の施策の成功によってもたらされた国益を今後も継続的に国民生活に還元していくことは重要であり、そのために政治の安定、つまり現政権である安倍政権の安定を最優先に考え、国民生活を守っていきたい。

重ね重ねになるが、この国会でも緊張感をもって、仕事に取り組んでいこうと思う。

「選挙イヤー2019」

任期が6年間ある参議院において、私自身は今年任期の折返しを迎える。改めて、初当選以来ご支援頂いている皆様へ心から御礼申し上げる。国民の負託にしっかりと応える議員として、これからも一生懸命取り組んでいく所存である。

我々政治家は、当然であるが、選挙に勝利してはじめて仕事ができる立場である。有権者の皆様からの信頼で議席を預かっているが、その信頼にどれだけ応えているのかを評価するのが選挙であり、この選挙こそが民主主義の根幹である。

2019年は、大変重要な選挙が多くある。まずは、1月、新年早々山梨県知事選挙が行われた。現職知事が3期目を目指す中、我々自民党が推薦した新人の長崎幸太郎氏が20万近い票を獲得し、見事初当選を果たした。この選挙では、二階幹事長の号令のもと200名以上の国会議員が現地入りし、長崎氏の勝利に貢献した。もっとも、自民党はこの勝利に奢ることなく、謙虚に丁寧に後に続く選挙に対応しなければならない。


4月は統一地方選挙。首長、地方議会の選挙が全国各地で実施される。私の選挙区である東京都においては、自民党の同志たち約500名が党の公認・推薦を得て、この4月大きな戦いに挑む。その戦いに私も精一杯応援をしていく。
この戦いが終わると、7月には参議院議員選挙が待っている。2017年の衆院選以来の国政選挙であり、これまでの政権運営が評価される選挙となる。東京選挙区では、自民党から丸川珠代参議院議員、武見敬三参議院議員の2名が立候補予定である。私自身、初当選来、一番身近でご指導頂いてきた尊敬する先輩であり、参議院の中において、政治を着実に前に進める上で不可欠お二人である。お二方の再選に向けて、私も最大限の努力をしていく。
 

写真は山梨県知事選で立ち寄った日本航空学園での模様である。男女ともバレーボールが盛んで、男女の監督はともに私が選挙時代からお世話になっている方々である。1月上旬に開催された春の高校バレーにも男女とも出場されている強豪校である。


2016年から選挙権が18歳に引き下げられ、若者の政治参加が重要な時代にある。責任世代の議員として若い世代にもしっかり政策を訴え、次世代に豊かな日本社会を引き継いでいく。