第27回参議院議員通常選挙

改選定数125議席をかけて17日間の選挙戦を戦い抜き、7月20日に投開票を迎えました。
我々自由民主党は13議席を減らす大変厳しい結果となりました。国民が示したこの民意を真摯に受け止め、次の一歩を踏み出すために選挙戦をしっかりと総括する必要があります。加えて我々自民党は変われるかが問われています。「信なくば立たず」、国民の信頼あっての政治です。自由民主党が掲げる「政治は国民のもの」、立党の精神をもう一度見直し、一から出直す覚悟で今後の活動に向き合ってまいります。

東京選挙区では、鈴木大地候補が77万票を超える票をいただき当選することができました。新人候補、スポーツ界からの挑戦など私自身と重なる部分が多く、また立候補表明が直前であったため活動が出遅れるなど、大変厳しい選挙戦でしたがご本人の死力を尽くす姿は多くの支援へと広がり、選対スタッフの強力なバックアップと相まって勝利できたと思います。ご支援、ご協力頂いた全ての皆様へ、都連の役員としても心から感謝申し上げます。これまでの経験値、実践値を活かせば国会でもきっと活躍できると、ご本人に演説を聞くたびにその考えは強固なものとなり、これから同じ参議院で共に頑張りたいと強く思いました。

 

114名の議員が所属する参議院自民党の議員会長を務める武見敬三候補は、大変残念な結果となりました。保険医療、、社会保障、国際政治など専門性の高いその見識は我々参議院にとってなくてはならない存在でいらっしゃいました。良識の府、熟議の府と呼ばれる参議院にあって、二院制で構成される国会の機能になくてはならない先輩議員でした。今回の選挙は「安心して年を重ねる」、をキャッチコピーにして我が国が迎える超高齢化社会への対策を訴える姿は、今の国会に必要な人物であることは間違いありません。この山積する諸課題に対し、残された後輩同士で力を合わせて取り組んでいきたいと思います。

選挙戦というのは政治と国民との対話だと、改めて感じます。民主主義国家である日本がこれからどう進むべきなのか、国民は何を望んでいるのか、限られた時間の中でその解に近づけていく活動が選挙です。そして、候補者の示す政治が国民に受け入れてもらえることで、議員としての活動ができると私は思います。今回の自民党はその解を十分に見出すことができず、また、国民に示した政治が十分に受け入れてもらえず、今回の結果となりました。社会変化の激しい時代において政治が果たすべき役割を明確にした上で、自民党がその責任を任せてもらえるよう、さらなる努力を決意した選挙戦であったと思います。

最後に、今回の選挙に対しご支援いただいた皆様に重ねて御礼申し上げます。