【竹内実様より応援コメントを頂きました】

竹内 実さん
元全日本男子バレーボールチームキャプテン

全日本バレーボールチームでけんたろうと僕はチームメイトでした。彼は常にチームを大切にしていました。彼の明るさがチームを明るくし、個性の強い面々の要となっていました。彼の身長は199cm。世界レベルのバレーボールでは、ブロックというポジションには、2m越えの選手がたくさんいます。身長差をいかに補うか、自分自身をいかに高めるか、チームの勝利のために何が必要かを考え、努力を続けていました。

当たり前のことですが、バレーはボールがコートに落ちそうな時、見ているだけでは拾えません。だから無理だと思っても飛び込む。その10cmの差がやがて5cmになり、ボールに触れられるようになり、弾き返せるようになる。チャレンジ精神はバレーボールの選手に最も必要な素養かもしれません。

 彼の人生をかたどってきたのはチャレンジ精神そのものだと思います。企業チームで6人制バレーボール生活を続けるのだろうと思っていたら、オリンピックという場を求めビーチバレーに転向し、その夢をつかみ取りました。その後も大学院にも通ったり、海辺を活用するNPO法人で活動したり、人生の先を考えて次から次にチャレンジを重ねています。参議院選に出馬と聞いて最初はびっくりしましたが、チームメイトだった頃からの彼を思い返し、“彼ならやるだろうな”という想いが湧き起こってきました。今回のチャレンジもこれまでの延長線上に過ぎないのでしょう。

 現役時代から、観察力も目を見張るものがありました。勝利のために、自分自身やチームに必要な物は何か。彼は常に客観的に観察、分析し、あらゆる意見に耳を傾け、取り入れ、試し、勝利に結びつける選手でした。立候補の理由の一つに、自身の二度のオリンピック経験を、次の2020東京オリンピックパラリンピックで生かしたいという想いがあると聞いています。出場したアスリートが、結果だけを求めがちな中で、彼は北京で市民のマナーが変わっていく様や、ロンドンでボランティアの多様性に気がついていました。この観察力は2020年の東京大会はもちろんのこと、きっと日本のあらゆる物事の本質を見抜いてくれるはずです。

見極め、決断し、努力する。選挙へのチャレンジの先にある、国政の場でのチャレンジが私にとって大きな楽しみであり、彼を応援し続けていきたいと思います。