熊本地震から一か月

2016年4月14日の大地震から一か月が経ちました。
故郷熊本では、本当の復興までまだ遠く長い道のりを歩まれている方が大勢いらっしゃいます。心よりお見舞いを申し上げます。同郷の一人として、できる限りの支援を続けていきます。
まだまだ一緒にがんばるぞ!

両親、仲間を通じて様々な話しを聞いている中、ようやく前進し始めた部分と、まだまだ大きな負担を強いられている部分とがあり、心配は尽きません。ただ、私世代の仲間はバリバリの仕事世代ですから、一日も早く震災前の活況を取り戻すべく奮闘している姿に励まされます。また、両親は心配するなと、前向きな言葉で会話ができています。継続して大きな余震が続いているので安心はできませんが、会話を通して元気づけていきます。

ただ、私が特に心配なのは子供たちの学校環境です。市内ではようやく全校で再開をしましたが、友達や地域、校舎の環境で復旧が進んでいないところは、まだ学校機能が不十分でもあります。

スポーツ界に身を置く私としては、体を動かす、スポーツに取り組む、とった部分を通して元気になってもらいたい。母校鎮西高校は、体育館が被害にありバレー部の後輩たちは、他の体育館を借りたり、外のコートで練習をしたりと、安定した環境でプレーができていません。彼らにとって高校バレーにチャレンジできる期間はわずかです。その限られた時間を、この状況でも最大限チャレンジして欲しい。
頑張れ!後輩たち!!

この1か月を振り返ると、仲間との募金活動などの取り組みの中で、熊本から離れた場所でも多くの方から支援の気持ちを直接頂いています。ちょうど一か月が経過した5月14日には、東京体育館で開催されているリオ五輪バレーボール世界最終予選の会場で、多くのアスリートと一緒に募金活動を実施しました。そこで感じたのは、バレーボールの輪、スポーツの輪です。募金に協力頂いた方と心が通じ、熊本の支援へつながっていく感覚を覚えました。
協力頂いたアスリートのみなさん、また募金にご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございます。東京体育館での五輪最終予選会場では、日本戦前に募金活動を行いますので、引き続きよろしくお願いします。

また、昨日14日(土)は、法政大学バレー部のOB達と一緒でした。みんなからも募金をしてもらいました。熊本へ直接持参してお渡ししたいと思います。

近々熊本入りします。
両親はじめ、恩師、母校、地域の学校などで、「一緒に頑張るぞ!」と、高い位置からみんなに声をかけて応援したいと思います。

被災されたみなさんはじめ、熊本の街が一日も早く平穏な日常を取り戻せるまで歩みを続けたいと思います。一緒に頑張っていきます。

朝日健太郎