2020年Vol.1

「2020年、年頭にあたって」

新春を心よりお慶び申し上げます。
昨年も多くの皆様に支えられ、議員活動3年目を過ごすことができました。この場をお借りして心より御礼を申し上げます。

国会では国土交通委員会理事を拝命し、国会対策と並行して委員会運営にたずさわりました。また、自民党では2期目の青年局長代理として全国の青年世代の仲間たちと活発な議論、そしてこれからの日本社会の行き先を共に築いていく結束を固めることもできました。今年も引き続き足元を見失うことなく、議員として矜持でもあるフェアプレー精神を大切にし、政治活動に邁進してまいります。

元旦は、宮中で開催された「新年祝賀の儀」に参列し、陛下と共に新しい年の始まりをお祝いさせて頂く機会にも恵まれました。
今年は議員4年目に突入です。与えられた責任をしっかりと全うし、さらに自分の思い描く政策を実現していく所存です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

自民党青年局メンバーと。機関紙「国へ届け」用で撮影しました。

「次世代に豊かな日本社会をつないでいく政治を」

昨年年始の一言は「つなぐ」でした。今年もその気持ちは変わりません。私は子育て世代であり、親の世代を支える責任世代であります。この世代だからこその役割をしっかりと果たしていく政治を今年も続けていきます。その上で、令和新時代における新たな政策にも取り組んでいきたいと考えています。2020オリンピック・パラリンピックを大きなターニングポイントと捉えて、我が国の構造、枠組みを改善させ、しっかりと国の発展につなげていく必要があります。それらを実現するためのキーワードは3つ、「健康・成長産業・環境」。これらを中心に置き政策につなげていきたいと考えています。

・全世代型社会保障制度のためのスポーツによる健康活力社会

運動習慣で健康になる。「エクササイズ・イズ・メディスン」。運動は心と身体に薬同様の効果・効能をもたらすという考えのもと、国民一人一人の健康維持増進をスポーツと掛け合わせて実現する施策に取り組みます。例えば、身近な運動施設の一つとして学校施設の開放であるとか、アスリートたちの社会還元の一つとして、アスリートのノウハウをもとに一般の方が指導を受け、質の高い運動をライフサイクルに取り入れていく等、運動習慣を健康への入り口として日本の社会保障制度を支える一役を担っていけるよう取り組んでいきます。

・スポーツGDPの向上、都市部地方ともに経済性の高いスポーツ環境の社会実装

我が国はこれまで、スポーツの持つ価値を定量的に計る仕組みや考え方がぜい弱であったと言わざるをえません。今後はスポーツが生み出す価値をしっかりと査定し、その価値の対価をアスリートや社会へ適切に還元していくことが必要です。さらに米国のプロスポーツにみられるように成長産業としてスポーツを位置づけることで、自治体の活力を生み出すエンジンとしても期待できると思っています。それらの考えに立って、各省横断で取り組んでいきます。

・今の子供達に、水と緑に囲まれた街をつないでいく

世界中で気候変動対策が大きな課題となっています。昨年我が国でも、多くの自然災害に見舞われました。私自身はビーチバレー選手時代から海辺環境の維持保全活動を続けていました。気温が上昇し海面の水位が上がることで我々の活動の場であるビーチが水没する可能性があるからです。そこを出発点に、昨年から自民党環境部会に席をおいて環境配慮施策に取り組んでいます。日常的にはゴミの問題や海洋プラスチック対応があります。低炭素からさらに脱炭素社会に進めていきます。今目に見える地球ではなく、次世代の視点に立った環境施策に取り組んでいきます。

年頭にあたり、今年の政策テーマを整理することができました。自分がまず一番に実現したい社会を想像し、それに向けた実現可能な政策を一歩一歩進めていきたいと思います。それには私一人の力ではまだまだ微力です。多くの皆様に支えて頂きながら前進しなくてはなりません。本年も全力で取り組んで参ります。

引き続きのご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

令和2年 朝日健太郎