「第211回国会が閉会しました」
150日間にわたる通常国会が閉会しました。国会活動にご理解とご協力を頂いた皆様へ心より感謝申し上げます。
今国会は、参議院自民党の執行部会(政策審議会副会長)として活動を続けてきました。政府提出61本の法案中、59本の成立。条約は11本、議員立法については13本を成立させることができました。
所属する予算委員会では令和5年度予算も成立し、充実した国会活動であったと思っています。
また、会期中には統一地方選挙、G7広島サミットと大変タイトな日程間でしたが、参議院としての役目を果たすことができました。
総括すると、コロナ後の日本経済の再生、不確実な国際情勢への対応、少子高齢化対策、デジタル・グリーンといった新たな国づくり等、激変する社会情勢に真正面から取り組む国会であったと思います。岸田総理のリーダーシップの下、与党自民党として引き続き我が国の発展、そして豊かな国民生活のために活動を続けてまいります。
国会活動を個別に振り返ると、まず所属委員会をこれまでの国交委員会から(6年間在籍)環境委員会へ移しました。まずは気候変動に対し取り組みを加速させてまいります。地球温暖化による自然災害、脱炭素社会の実現、資源循環経済の確立等、環境政策の幅を広げていこうと思っています。
また、今国会中に熱中症対策基本法の成立に関われたことで貴重な経験を得ることができました。地球環境の変化は経済活動から自然環境まで密接にかかわっていることを我々はさらに認識をしていかなければならないと思います。
外交・安全保障に関する調査会では筆頭理事をつとめ、与野党間の調整と参考人招致を担当しました。未だ続くロシア侵攻を真正面から捉え、国際秩序の維持に向けた報告書を取りまとめることができました。このアウトプットに至るまでには、多くの参考人の方々から貴重なご意見を聴取できたことが大きかったと思います。核軍縮、国連、ODA等国際社会の一員として、我が国の立ち位置をもう一度再認識することができる結果となりました。
数年ぶりの予算委員会では、質問に立つ機会を頂きました。関東大震災から100年の節目とあって大規模自然災害対策、観光産業の再生等、政府の取り組みを確認させていただきました。
参議院政策審議会では副会長として、有識者による全14回のヒアリングと執行部での議論を重ね、地方の活力をテーマとした政策提言を岸田総理へ手交させていただきました。
【参議院自民党 報告書へのリンク:https://sangiin-jimin.jp】
自民党では、国交部会長代理として6本の法案、骨太の方針、国土形成計画の作成に関わりました。国交行政も頻発化激甚化する自然災害対策を踏まえた国土強靭化、DX、GXといった社会構造の変化に即した対応、さらには少子化を迎えるにあたってのこどもまん中街づくりなど、国交政策は引き続き注力していきます。
私のライフワークであるスポーツ政策もスポーツ立国調査会の事務局の一員として今年も提言をまとめることができました。特に、地域スポーツの在り方、スポーツ産業の成長戦略、新たな分野ではバーチャルスポーツなど、日本のスポーツシーン変革のために引き続き調査、研究を続けていきたいと思います。
【報告書:今後のスポーツ立国の実現に向けて】
通常国会後は、都内をはじめ各地域を周り国政報告と各分野における現地調査などを行う予定です。さらには視察を通じ視野を広げる活動にも取り組んでいきます。
国会情勢はまだまだ課題山積ではりますが、国民の皆さんが希望を持てる政策をお示しできるよう活動を続けていく所存です。
いよいよ夏本番を迎えます。熱中症と自然災害には十分配慮をいただきながら、引き続きご意見等お寄せいただけますようよろしくお願いいたします。