「参議院予算委員会で質疑に立ちました」2022/03/01

2月の最終週に令和4年度予算案が衆議院より送付され、2月24日から予算審議の場が参議院へと移りました。審議は、まず岸田総理以下、全大臣が出席する基本的質疑から始まります。
今回、その質疑に際し質問の機会を得ることができました。

107兆円を超える過去最大の予算案、その質疑に立てることが大変貴重な機会であり、これまで関わってきた東京・都市政策や子供・子育て政策、またコロナ対応を軸に質問を構成することとしていました。

しかし、すでにご案内の通り2月24日、ロシアによるウクライナ侵略行為が発生。25日朝の質疑を予定していた私は、急遽、質問構成を変更し、冒頭にウクライナ情勢に関する質問を加えることとしました。
24日から25日かけて、ロシア・ウクライナをめぐる情勢は刻々と変化し、またG7首脳による会談が行われるなど、岸田総理はじめ、政府の対応を確認する必要性が発生しました。
国際法に違反するロシアの暴挙、また、その軍事行動に国際社会としてどのように対峙していくのか、我が国に求められる対応を今回の質問の機会で、確認することとし、以下の骨子としました。

  1. ウクライナを巡る最新の情勢と日本政府の対応について [対総理]
  2. 国際情勢の認識について
    1. 今回の事態は、欧州の問題に留まらず、我が国を含むアジア太平洋地域に関わる問題と考えるが、総理の見解について[対総理]
    2. 我が国を取り巻く国際情勢について、国民に対するメッセージ [対総理]
  3. 我が国の国境防衛、特に島嶼防衛について[対防衛相]
  4. ウクライナにおける邦人退避の状況について[対外相]
  5. 物流の乱れなどで、半導体など戦略物資・生活物資が不足するなど、国民生活に影響について[対経産相]
  6. 政府システムや、重要インフラなどへのサイバーセキュリティについて[対内閣府担当相]
  7. コロナ禍における国民生活について 
    1. 子供や若者たちに寄り添う総理の思い [対総理]
    2. 家庭への負担増に対する支援について [対厚労相]
  8. 子育て・こども政策について 
    1. 男性育児休暇について [対厚労相]
    2. こども家庭庁設立の使命について [対総理]
    3. いじめ問題について [対内閣府担当相]
  9. 災害対策について 
    1. 首都東京を守るための流域治水の推進について [対国交相]
    2. 災害情報の発出とリスクコミュニケーションについて [対気象庁長官]
  10. カーボンニュートラル、脱炭素社会について
    1. カーボンニュートラルポートについて [対国交相]

緊迫するウクライナ情勢を受け、総理に直接確認する機会は大変貴重な質疑となりました。
ロシアの軍事行動から数日経った現在、予断を許さない状況に変わりはありません。
我が国として、毅然とした態度をロシアに対し示し、国際社会から制裁、圧力を続けていく事が今最も重要だと思っております。

今回の予算委員会で予定していた質疑が積み残しとなったので、またの機会に政府へ確認しようと思います。